風邪ひいて頭が痛いけど、熱が出ない理由はなんですか……?
 

風邪をひくとせきや鼻水、くしゃみのほかに熱が出るのが一般的ですが、熱が出ないこともあります。
 

熱が出るのが当たり前だと思っていると、平熱なのに頭痛になったとき、どうすればいいのか分からなくなりますよね。
 

「気づかないうちに、他の病気にかかってしまっていた……」なんていうケースも、実は少なくありません。
 

本当にただの風邪の場合もありますが、別のところに原因が隠れていることも多いので、正確に対応する必要があるのです。
 

そのためにも、風邪で熱はないのに頭痛がする原因と対処法について見ていきましょう。

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1.風邪で熱が出ない原因とは?

 

風邪の症状があるのに熱が出ないと、不安になってしまう方も多いと思います。
 

体の中ではいったい、どのようなことが起こっているのでしょうか?

①熱が出ない原因は低体温にあった!

 
風邪が長引き、頭痛やくしゃみ・鼻水といった風邪の症状がなかなか抜けない人は低体温の疑いがあります。体温はあまり問題視されていませんが、健康を知るためには不可欠なものです。
 

平熱が35度以下の低体温の人は風邪が治りにくく長引きやすいといわれていて、体温が1度下がると免疫力は約30%も下がるとされています。
 

人間の体には「ホメオスタシス」という、体温を36度~37度くらいに保つ機能が備わっていますが、もしかしたら知っている方もいるかもしれません。
 

体温が下がりすぎている場合は通常、毛穴を閉じたり皮膚の表面の血管を細くしたりして熱が逃げるのを防ぎます。
 

普段の生活の中で寒いと感じたとき、鳥肌が立つことは多いのではないでしょうか?

・低体温になる理由は?

 

「低体温になると風邪が治りにくくなるのは分かったけど、熱が出ないのはなんで?」
 

と疑問に思う方もいると思います。
 

ホメオスタシスの機能が正常に働いていると、上でお話ししたように、体のほうで自動的に体温調節をしてくれます。
 

しかし、エアコンの中で快適に過ごし外で体を動かさないような生活環境では、熱を生み出せない体になってしまいます。
 

これが風邪を引いても熱が出ない原因というわけです。
 

またストレスが自立神経を乱し、血流を妨げ体が冷えていることに気つかずに過ごしてきた結果、体温が35度台になって低体温を引き起こすこともあります。
 

風邪が長引きやすい人や、頭痛・くしゃみ・鼻水といった症状がなかなか抜けない人は、自分が低体温かどうか、目安となる体温をチェックしてみることも大切です。
 

・起床後に体温チェック

 

  • 朝起きたら布団から出ずにすぐ、わきの下で測るのがポイント
  • 36,5度以上であれば、問題なし

 

体温を測るのが面倒な人は、触るだけでチェックできる方法もあります。
 

  • わきの下に手を入れてから、お腹を触る
  • 温度差がなければ、問題なし
  • お腹の方か冷たい場合は、血流が悪く冷えている状態

 

②低体温の対処法はあるの?

 

低体温になる理由と簡単なセルフチェック法が分かってきたところで、今度は具体的な対処法をご紹介します。
 

冷えの状態を長く続けないことが改善のカギです。

・運動する

 

低体温の対処法として効果的なのは、運動です。
 

体温の約4割は筋肉から生み出され、筋肉が少ないと冷えやすくなるので、冷えを防ぐという意味でも運動はとても大切です。
 

筋肉を使えば全身の血流が良くなり、体温が上がり免疫力も高まるので風邪を引きにくく、引いてもすぐ治る丈夫な体になります。

・毎日お風呂に浸かる

 

お風呂に浸かることも、低体温を改善するためには必須となってきます。
 

汗が出るのは体温が1度上がった証拠なので、汗が出るまでゆったりとつかり、保温効果のある入浴剤を入れるとさらに効果的です。
 

・腹巻をする

 

一日の最後に、ショウガ入りの飲み物で体を温めたあと腹巻をして寝れば、内蔵のあるお腹周りが温まり血流改善に有効です。
 

 

ここまでは低体温が原因で風邪や頭痛になる場合を説明してきましたが、次は風邪以外に頭痛や鼻詰まりが起こるケースを見ていきましょう。

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2.風邪以外で頭痛や鼻詰まりが起こる理由は?

 

「風邪と症状が似ていても実は他の病気だった」ということもありうるため、どういったものがあるのか知っておくと安心です。
 

頭痛や鼻詰まりを引き起こす病気には次のようなものがあるので、自分の今の症状と照らし合わせてチェックしてみてください。
 

①副鼻腔炎

 

副鼻腔炎の症状は、鼻づまり、鼻水、頭痛、嗅覚障害などで、はじめはサラサラとした水状の鼻水が出ます。
 

のどの方へ流れる場合を後鼻漏(こうびろう)といい、特に慢性副鼻腔炎でみられることが多いです。
 

これが痰として吐き出されたり後鼻漏が刺激となって咳が出たりするため、風邪が長引いていると間違われることがあります。
 

症状も風邪とほとんど違いがないので、一見すると副鼻腔炎だとは分からないですよね。

副鼻腔炎の風邪の見分け方は?

 

風邪との決定的な違いは、症状が進行した後にあります。
 

「風邪は長引くし、鼻水もなんか黄色っぽくなってきたんだけど……」
 

という経験をしたことがある人も、多いのではないでしょうか?
 

副鼻腔炎の症状が進むと分泌物や膿がたまり、鼻水が粘り気を帯びた黄色に変色します。
 

これが、風邪と副鼻腔炎の大きな違いです。
 

副鼻腔炎が進行したときのつらい症状

 

鼻水が黄色く変色すると炎症が鼻腔にまでおよび、鼻腔の粘膜が腫れたり粘り気のある鼻水が鼻腔に詰まったりして鼻づまりが起こります。こうなると鼻で呼吸するのは苦しいので、どうしても口呼吸になってしまいますよね。
 

慢性副鼻腔炎の症状は、強い痛みはなく
 

  • 頭重感
  • 疲労感
  • 集中できない


 
このように現われることが多いです。
 

肥厚した粘膜の一部が鼻ポリープになることがあり、これが鼻づまりをひどくする原因になることも少なくありません。
 

急性副鼻腔炎の症状は痛みがよく起こり、痛みの出る場所は、目のあたり・頬や歯・額で、他には頭痛や頭が重い感じといったものです。
 

とにかく痛いと感じたときは、急性副鼻腔炎を疑ってみたほうがいいかもしれません。
 

鼻水や鼻づまりなどの症状が長引いている時は、そのままにせずにきちんと受診し、完全に治るまでしっかりと治療を受けることが大切です。
 

②花粉症

 

頭痛や鼻づまりを引き起こす原因として、花粉症も考えられます。
 

スギやブタクサなどの特定の花粉が鼻やのど、目の粘膜についたときにアレルギー反応が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの症状を起こすのが花粉症です。
 

症状が重くなると、
 

  • 皮膚のかゆみ
  • 頭が重い
  • だるい
  • 不眠
  • 集中力の低下


 

など、全身にさまざまな症状があらわれることがあります。
 

副鼻腔炎のときのように粘り気がある黄色い鼻水にはならず、鼻水は水のようにサラサラして、くしゃみは発作のように連続して起こり、回数が多いのが花粉症の特徴です。
 

また花粉がのどから気管に入ると、たんの出ない乾いたせきが続くことがあり、ぼーっとして熱っぽい、だるく倦怠感がある、頭が重いといった全身症状をともなう場合もあります。
 
もしこのような症状が出てきたときは、風邪と決めつけてしまわずに、花粉症を疑ってみることも必要になってくるのではないでしょうか?
 

風邪の場合は長くても1週間程度で治まるのに対し、シーズン中続くのが花粉症です。
 

風邪で熱はないけど頭痛がするときの対処法まとめ

 

風邪を引いて頭痛の症状があり、熱が出ていないのに長引くという場合は低体温の可能性が高いです。
 

対処法としては普段から運動したりゆっくりお風呂に浸かったりして、腹巻を巻いて体を温めることが有効と言えます。
 

また風邪以外にも副鼻腔炎や花粉症でも似たような症状が出るので、その場合は専門的な治療を受けたほうがいいかもしれません。
 

もし風邪ということが分かっている場合は低体温を改善していけば症状がやわらいでいくので、日々少しずつ改善することが大切です。
 

熱がないからといって油断せず、しっかり対処して治していきましょう!


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