のどは痛いし、声も出ない…
風邪でのどが痛いときは、つばを飲み込むときでさえ痛くてしみるうえ、普段の食事をしていてもなかなか飲み込みにくかったりてしまうこともけっこうあります。
特にのどが腫れあがってしまうと、声が出なくなったりして、無理に声を出すのもしんどいですよね…。
そんなとき、のどにいい対処法を知っていれば無理なく痛みを和らげていけるので、風邪の時声が出なくなる原因について見ていきましょう。
Contents
1.風邪の時声が出なくなる原因は?
①.原因はのどの炎症にあった!
風邪によりのどの粘膜に急性の炎症がおきた状態を急性喉頭炎といい、炎症が気管に及ぶと咽頭痛のみでなく咳が生じます。
咳が起きると激しく左右 の声帯がぶつかりあい、声帯の縁を痛めることになり、声を出す声帯も炎症を起こし声が出なくなるのです。
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急性喉頭炎の症状
- 声がかすれる
- のどが痛い
- 乾いた咳が出る
市販の風邪薬の中には、のどの渇きをおこし声帯振動を悪くして、声を出しにくくするものもあるので注意が必要です。
耳鼻咽喉科を受診すると、 声帯に直接薬剤をふきかけるネブライザー治療を、受けられるのでより早く症状を楽になりなす。
のどの炎症を抑える薬を処方してもらい、しっかり栄養補給して、十分な睡眠と安静も必要です。
風邪により喉に炎症を起こしている場合は、風邪が治ることで自然に声も改善し、2週間以上続くことはなくほとんど1週間以内には治まります。
②.安静時の対処法は?
のどを使わないように気をつけ、安静にすることが一番大切で、室内の乾燥をさけて適切な湿度を保ち、喉の乾燥を防ぐためマスクをするのも良いです。
喫煙者は禁煙をするようにして、熱過ぎる飲み物、冷たすぎる飲み物は避け、唐辛子のような香辛料や酸味の強い酢の物も刺激となるので避けます。
薬を使ったうがいは、やりすぎるとのどが必要以上に殺菌され、抵抗力を落としてしまうこともあるので、1日の使用回数は1日3〜5回までとするのが良いです。
塩水でうがいをすることも効果的だと言われていますが、塩分濃度が高すぎるのは逆効果で、500mlの水に塩一つまみ程度が目安となります。
ここまでは風邪の時声が出なくなる原因について説明してきましたが、次は、のどにいい食べ物を見ていきましょう。
2.のどにいい食べ物とは?
①はちみつには強力な殺菌効果がある!
抗炎症作用と強力な殺菌効果があるはちみつに、きんかんや大根などを組み合わせたエキスが、のどの痛みを和らげてくれます。
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キンカン甘露煮の作り方
- キンカンは洗ってヘタをとる
- 鍋にキンカンをいれたら、ひたひたに水を加える
- はちみつをお好みの量を入れ火にかける
- 沸騰したら弱火にして、30分くらい煮たら完成
キンカンは、粘膜修復作用がありビタミンCも豊富で、古くからせき止めやのどの痛みを抑える薬用としても使われてきたのでのどが痛いときには最適です。
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はちみつ大根の作り方
- 入れ物にひと口大にカットした大根を入れる
- 大根がかぶるくらいのはちみつを入れる
- 一晩くらい置いたら完成
大根の成分のアリルイソチオシアネートが、炎症を抑えてくれるうえに殺菌作用もあり、はちみつと大根の相乗効果で、のどの痛みを速やかに和らげてくれます。
②レンコンと梨のジュースが効く?
レンコンのアクにはポリフェノール類のタンニンが含まれているため消炎止血作用があり、レンコンのしぼり汁はのど痛の特効薬といえます。
また、梨のみずみずしい果汁とほどよい甘みは乾いたのどをうるおし、のどの痛みや炎症を和らげる作用があるのです。
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レンコンと梨のジュース
- 材料:レンコン4㎝、梨1個、蜂蜜大さじ1杯、牛乳カップ半分
- レンコンは綺麗に洗い皮ごと使い、梨は皮をむいて両方共小さめに切っておく
- ミキサーに、下は梨を下に、レンコンを上に入れる(この方が混ぜやすいです)
- 全て潰れて滑らかになるまで撹拌する
- 牛乳、はちみつも入れて再度撹拌したら完成
甘いものが苦手な方は、いつもの味噌汁におろしレンコンを入れるでけでも、のどに良いです。
3.風邪の時声が出なくなる原因とのどにいい食べ物のまとめ
風邪でのどが痛く声が出なくなってしまった時は、声帯に直接薬剤をふきかける治療が受けらる耳鼻咽喉科を受診すると良いです。
また、うがい薬でのうがいはやりすぎると良くなく、塩水でのうがいも塩分濃度が高すぎるのは逆効果なのでちゅうが必要といえます。
のどが痛いときに効く食べ物の一番はハチミツ大根で、のどにもやさしく痛みを和らげてくれるのでとても効果的です。
特に、はちみつはお好みでいろいろアレンジして、飲みやすくすることができるので、試してみるといいかもしれません。
のどに効く食べ物飲み物で、のどの不調を和らげていきましょう!